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よくあるご質問

Q9:レジオネラ属菌の殺菌処理方法は?

高温水・酸化性殺菌剤・有機系殺菌剤などを用いる方法があります。

1)高温水
60℃・5分間、55℃・60分間で浮遊性のレジオネラ属菌を殺菌すると言われていまする。


2)酸化性殺菌剤
①塩素剤;次亜塩素酸(HClO)
次亜塩素酸ナトリウム・次亜塩素酸カルシウム、など
遊離残留塩素濃度を0.2~1.0mg/L程度に維持します。(バイオフィルム除去には、10~50mg/Lを使用します)

②臭素剤;次亜臭素酸(HBrO)
pHが高いアルカリ性浴槽水では、次亜塩素酸よりも効果があります。

③二酸化塩素(ClO2)
二酸化塩素は不安定であるため、使用現場で亜塩素酸ナトリウムと塩素や次亜塩素酸を反応させて製造します。水泳プールでの使用条件は、二酸化塩素濃度が0.1
Mg/L以上0.4mg/L以下で、亜塩素酸イオン濃度が1.2mg/Lです。

④オゾン(O3)
不安定であるため現場で放電法や電解法で製造します。水道や水泳プール処理後に
活性炭吸着層を設けて、残存オゾンを無くすることが求められます。


3)有機系殺菌剤
第4級アンモニウム塩、ビグアニド類、イソチアゾリン類、アルデヒド類など。
有機系殺菌剤は冷却水に継続的に添加し、バイオフィルムの抑制とレジオネラ属菌の殺菌を行います。一部の有機系殺菌剤は浴槽や循環系にも使用しますが、浴槽水中に薬剤成分が残留しないようにします。


4)その他
①紫外線殺菌
波長254nmの紫外線を照射して殺菌するが、水中の微生物を殺菌するには、紫外線ランプの周囲に通水する流水式紫外線殺菌装置を用います。

②銀・銅イオン
金属の銀や銅を電気分解して水中に銀イオン・銅イオンを存在させるものです。

③光触媒・酸化チタン・セラミックボールなど

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